
賃貸の更新はするべき?引っ越すべき?更新料と住み替えを比較して後悔しない選び方【2026年版】
賃貸物件の契約更新が近づいたら、更新と引っ越しどちらがお得?更新料や引っ越し費用の比較、住み替えを検討するタイミング、後悔しない判断ポイントを宅建士が分かりやすく解説します。
賃貸物件に住んでいると、2年ごとなど契約更新のタイミングが訪れます。
そのとき、
「更新料を払って住み続けるべき?」
「更新料を払うくらいなら引っ越した方がいい?」
「更新前に部屋探しを始めた方がいい?」
と悩む方は少なくありません。
更新する場合は、更新料や火災保険の更新費用などが必要になることがあります。
一方で、引っ越しを選ぶ場合は、新居の初期費用や引っ越し費用が発生するため、どちらがお得とは一概に言えません。
また、仕事や家族構成、在宅勤務などライフスタイルが変わっている場合は、住まいを見直す良いタイミングでもあります。
この記事では、契約更新と引っ越し、それぞれのメリット・デメリットや判断ポイントを分かりやすく解説します。
更新するか引っ越すか迷っている方は、現在のお住まいと希望条件を比較しながらご相談いただけます。
目次
賃貸契約の更新とは
賃貸契約には契約期間が設定されており、多くの居住用賃貸では2年間の普通借家契約が一般的です。
契約期間が満了したあとも住み続ける場合は、契約更新の手続きが必要になります。
更新の際には、契約内容を確認し、必要な費用を支払って契約を継続します。
ただし、契約内容によっては更新料が不要な物件や、定期借家契約で更新できない物件もあります。
まずは現在の賃貸借契約書を確認しましょう。
更新時にかかる費用
契約更新では、更新料以外にも費用が発生する場合があります。
更新案内が届いたら、内訳まで確認しておくことが大切です。
更新料
更新料は、契約を更新するときに貸主へ支払う費用です。
金額は地域や契約内容によって異なりますが、首都圏では家賃1か月分程度に設定されているケースが多く見られます。
一方、更新料が設定されていない物件もあります。
契約書に記載されている内容を確認しましょう。
更新事務手数料
更新手続きを管理会社や不動産会社が行う場合、更新事務手数料が必要になることがあります。
数千円から数万円程度まで物件によって異なります。
火災保険の更新
火災保険は2年間契約になっていることが多く、契約更新と同じタイミングで保険料を支払うケースがあります。
一般的な目安は2年間で1万5,000〜2万5,000円程度です。
保証会社の更新料
保証会社を利用している場合は、契約更新とは別に保証会社の更新料が必要になることがあります。
毎年1万円程度、または月額保証料が発生するプランもあります。
契約内容を確認しておきましょう。
更新と引っ越しはどちらがお得?
更新料が高いからといって、必ず引っ越した方がお得とは限りません。
更新と引っ越し、それぞれに必要な費用を比較することが重要です。
| 更新する場合 | 引っ越す場合 |
|---|---|
| 更新料 | 新居の初期費用 |
| 火災保険更新 | 仲介手数料 |
| 保証会社更新料 | 敷金・礼金 |
| 更新事務手数料 | 引っ越し費用 |
| 家具・家電購入費 |
例えば家賃8万円の物件では、更新費用が10〜15万円程度で済むこともあります。
一方で、新しい物件へ引っ越す場合は、初期費用だけで30〜50万円以上かかるケースも少なくありません。
そのため、「更新料を払いたくない」という理由だけで引っ越すと、かえって出費が増える可能性があります。
一方、家賃が相場より高くなっている場合や、希望条件に合う物件へ住み替えられる場合は、長期的に見ると引っ越した方が家計の負担を減らせるケースもあります。
更新を選んだ方がいいケース
更新費用がかかっても、そのまま住み続けた方がメリットが大きいケースがあります。
現在の家賃が相場より安い
周辺相場より家賃が安い物件は、住み替えることで毎月の家賃が高くなる可能性があります。
更新料を支払っても、そのまま住み続けた方が総支払額を抑えられることがあります。
今の住まいに大きな不満がない
通勤や通学、買い物環境などに満足している場合は、引っ越しによるメリットが少ない可能性があります。
引っ越しには費用だけでなく、荷造りや各種住所変更などの手間もかかります。
現在の住環境に不満がなければ、更新も有力な選択肢です。
短期間で再び引っ越す予定がある
転勤や結婚などで数年以内に住み替える予定がある場合は、一時的に更新した方が費用を抑えられるケースもあります。
ライフプランも含めて判断しましょう。
更新するか住み替えるか迷ったら、現在の家賃相場や希望条件を比較しながら検討することが大切です。
引っ越しを検討した方がいいケース
更新のタイミングは、住まいを見直す絶好の機会でもあります。
次のような場合は、住み替えを検討する価値があります。
ライフスタイルが変わった
入居した当時と現在では、生活スタイルが変わっていることもあります。
例えば、
- 在宅勤務が増えた
- 結婚・同棲を予定している
- 家族が増えた
- 通勤先が変わった
このような変化があれば、現在の間取りや立地が合わなくなっている可能性があります。
家賃負担を見直したい
収入や支出が変わった場合は、毎月の家賃を見直すタイミングでもあります。
現在より家賃を抑えられるエリアや間取りへ住み替えることで、毎月の固定費を減らせる可能性があります。
設備や建物に不満がある
設備の老朽化や収納不足、防音性などに不満がある場合は、更新料を支払う前に他の物件と比較してみることをおすすめします。
築年数が経過した物件でも、リフォーム済みや設備が充実した物件が見つかることがあります。
周辺環境が変わった
入居当初は快適だった環境でも、周辺に新しい建物や店舗ができるなどして住み心地が変わることがあります。
騒音や交通量の増加、生活環境の変化が気になる場合も、住み替えを検討する理由になります。
更新前はいつから部屋探しを始める?
更新するか引っ越すか迷っている場合は、更新日の1〜2か月前には部屋探しを始めるのがおすすめです。
希望条件に合う物件を比較する時間が確保できるだけでなく、現在の物件を更新するかどうかも余裕を持って判断できます。
また、退去予告期間は「1か月前」や「2か月前」と定められていることが多いため、現在の契約内容もあわせて確認しておきましょう。
更新前に確認しておきたいチェックポイント
契約更新の案内が届いたら、すぐに更新手続きを進めるのではなく、一度現在の住まいを見直してみましょう。
以下のチェックリストを参考にすると、更新と引っ越しのどちらが自分に合っているか判断しやすくなります。
| チェック項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 家賃 | 周辺相場と比較して高くないか |
| 更新料 | 更新費用はいくらかかるか |
| 設備 | 老朽化や故障はないか |
| 間取り | 現在の生活スタイルに合っているか |
| 通勤・通学 | 所要時間や利便性に不満はないか |
| 周辺環境 | 買い物・治安・騒音などに変化はないか |
| 将来の予定 | 転勤・結婚・同棲などの予定はあるか |
一つでも「今の住まいに不満がある」と感じる場合は、更新前に他の物件も比較してみることをおすすめします。
更新前に家賃交渉はできる?
「更新料を支払うなら、家賃も少し下げてもらえないだろうか」と考える方もいるでしょう。
実際に、契約更新のタイミングは家賃について相談しやすい時期の一つです。
ただし、必ず値下げに応じてもらえるわけではありません。
家賃交渉がしやすいケース
次のようなケースでは、家賃交渉が成功する可能性があります。
- 周辺の家賃相場が下がっている
- 同じ建物で空室が増えている
- 長期間問題なく入居している
- オーナーが長く住み続けてもらいたいと考えている
一方で、人気エリアや空室が少ない物件では、家賃交渉が難しい場合もあります。
交渉する際は、近隣の家賃相場など客観的な情報をもとに相談することが大切です。
更新と引っ越しで迷ったときの判断基準
「更新した方がいいのか、それとも引っ越すべきか分からない」という場合は、次の3つのポイントを基準に考えてみましょう。
毎月の支出はどう変わるか
更新費用だけでなく、今後2年間住み続けた場合の家賃総額も比較してみましょう。
例えば、更新料が10万円でも、住み替えによって毎月2万円家賃が高くなるのであれば、2年間で約48万円多く支払うことになります。
反対に、家賃を1万円下げられる物件へ引っ越せば、更新費用以上の節約につながることもあります。
今の住まいに満足しているか
現在の住まいに大きな不満がないのであれば、更新する方が費用も手間も抑えられる可能性があります。
一方で、不便さやストレスを感じながら住み続けるのであれば、住み替えることで生活の満足度が高まるケースもあります。
将来のライフプランに合っているか
今後の生活を見据えて判断することも重要です。
例えば、
- 在宅勤務が増えた
- 家族が増える予定
- 転勤の可能性がある
- 車を購入する予定
など、将来のライフスタイルに合わせて住まいを選ぶことで、再度引っ越すリスクを減らせます。
「更新するべきか、引っ越すべきか判断できない」という方も、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 更新料は必ず支払わなければいけませんか?
契約書に更新料の定めがある場合は、原則として契約内容に従います。
まずは現在の賃貸借契約書を確認しましょう。
Q. 更新の案内が来てから部屋探しを始めても間に合いますか?
間に合うケースもありますが、希望条件に合う物件を探すには時間が必要です。
更新日の1〜2か月前には情報収集を始めることをおすすめします。
Q. 更新前に退去する場合、更新料は支払う必要がありますか?
契約更新前に退去する場合は、通常は更新料は発生しません。
ただし、退去予告期間が定められているため、契約書を確認したうえで早めに手続きを進めましょう。
Q. 更新料より引っ越し費用の方が高くなることはありますか?
あります。
引っ越しでは、新居の初期費用や引っ越し代、家具・家電の購入費などが必要になるため、更新費用より高額になるケースも少なくありません。
総額で比較することが大切です。
Q. 更新のタイミングで設備の修理をお願いできますか?
設備に不具合がある場合は、更新前でも管理会社や大家さんへ相談できます。
入居者の故意・過失でない不具合であれば、貸主負担で修理されるケースもあります。
Q. 更新するか引っ越すか相談だけでもできますか?
もちろん可能です。
現在の家賃や更新費用、希望条件をもとに比較しながら、ご自身に合った選択肢をご提案します。
まとめ
賃貸契約の更新は、これからの住まいを見直す良いタイミングです。
更新料だけに注目すると「引っ越した方がお得」と感じるかもしれませんが、実際には初期費用や引っ越し費用なども含めて比較する必要があります。
現在の住まいに満足しているのであれば更新を選ぶのも一つの方法ですし、ライフスタイルの変化や家賃の見直しを考えているのであれば、住み替えを検討する価値があります。
大切なのは、「更新料がもったいない」という理由だけで判断するのではなく、今後の暮らしや費用のバランスを踏まえて選ぶことです。
更新するか迷ったらテレルームへご相談ください
「更新料を払う前に他の物件も見てみたい」
「住み替えた場合、初期費用はいくらかかる?」
「今より条件が良い物件はある?」
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