
「東京で一人暮らしをしたいけど、家賃っていくらくらいかかるの?」
「23区の中でも、家賃が安いエリアはどこ?」
東京23区は日本で最も家賃相場が高いエリアのひとつですが、区によって金額には大きな差があります。結論からいうと、23区全体の平均は月11万〜13万円台まで上昇しており、エリア選び次第で負担は大きく変わります。
この記事では、複数の調査データをもとに23区全体の家賃相場、区別の傾向、家賃を抑えるためのポイントまで解説します。
目次
東京23区全体の家賃相場
まず、23区全体の家賃相場を複数の調査データで確認しましょう。調査によって対象となる物件の条件(面積・間取りなど)が異なるため、数値に幅があります。
不動産情報サイト・アットホームの調査によると、2026年2月時点の23区・30㎡以下の単身向けマンションの平均募集家賃は11万177円で、前年同月比12.0%の上昇となりました。この調査開始以来、初めて11万円台に乗せています(出典:アットホーム調査、ダイヤモンド不動産研究所 2026年5月28日公開)。
一方、LIFULL HOME’Sの調査では、2026年2月時点の23区・シングル向け物件の平均家賃は13万2093円で、前年同月比19.2%の上昇。2025年12月時点の12万1270円から、わずか2か月で1割近く上がったことになります(出典:LIFULL HOME’S調べ、マネーポストWEB)。
また、専有面積25㎡の家賃中央値で見ると、23区全体では2022年の11万9000円から、2023年12万5000円、2024年13万7000円と、2年間で15.1%上昇しています(出典:LIFULL HOME’S、現代ビジネス 2025年2月5日公開)。
調査元や対象条件によって数値は異なりますが、いずれの調査でも「23区の一人暮らしの家賃は上昇傾向にあり、月11万〜13万円台が目安」という点は共通しています。参考までに、各調査の条件と数値を整理すると以下の通りです。
| 調査元 | 対象条件 | 時点 | 家賃 |
|---|---|---|---|
| アットホーム | 23区・30㎡以下マンション(平均募集家賃) | 2026年2月 | 11万177円(前年同月比+12.0%) |
| LIFULL HOME’S | 23区・シングル向け物件(平均家賃) | 2026年2月 | 13万2093円(前年同月比+19.2%) |
| LIFULL HOME’S | 23区・25㎡(家賃中央値) | 2024年 | 13万7000円 |
「平均家賃」と「中央値」、また対象面積や物件条件が調査ごとに異なるため、単純比較はできませんが、いずれも家賃相場が右肩上がりであることを示しています。
区別に見る家賃相場の違い
23区とひとくくりにいっても、区によって家賃相場には大きな差があります。LIFULL HOME’Sの2024年データ(25㎡の家賃中央値)による区別の傾向は以下の通りです(出典:LIFULL HOME’S、現代ビジネス 2025年2月5日公開)。
家賃相場が高いエリア
- 港区・渋谷区:18万7000円(23区で最も高い)
- 中央区:18万1000円
- 千代田区:16万9000円
いずれも都心部に位置し、マンション価格自体が高いエリアです。
家賃相場が安いエリア
- 葛飾区:9万2000円(23区で最も安い)
- 足立区:葛飾区に次いで安い水準(具体的な金額は確認できませんでした)
- 練馬区・板橋区・江戸川区:城北・城東エリアを中心に、比較的安い水準が続く
家賃相場の安いエリアは、城北・城東エリア(足立区・葛飾区・練馬区・板橋区・江戸川区など)に集中する傾向があります。港区・渋谷区と比べると、同じ23区内でも家賃は半分以下になるケースもあります。
家賃が安い駅ランキング
エリアだけでなく、駅単位で見るとさらに家賃を抑えられる場合があります。SUUMOジャーナルが2025年3月14日に発表した「東京23区の家賃相場が安い駅ランキング2025年版」(駅徒歩15分圏内のシングル向け賃貸物件が対象)によると、1位は杉並区の上井草駅で6万5000円、2位は江戸川区の江戸川駅と北区の梶原駅で、いずれも6万6000円でした(出典:SUUMOジャーナル 2025年3月14日発表)。
上位にランクインした駅は、足立区・江戸川区・葛飾区など北東部に多く、次いで杉並区・北区・練馬区・世田谷区からも各1駅がランクインしています(出典:同上)。区全体の相場だけでなく、駅単位で比較することで、より条件に合った物件が見つかる可能性があります。
家賃を抑えるためのポイント
駅からの距離を見直す
同じ路線・同じエリアでも、駅からの徒歩分数が延びるほど家賃は下がる傾向があります。徒歩10分以上の物件も検討候補に入れると、選択肢が広がります。
隣接区・エリアを比較する
人気エリアの隣接区は、アクセスの良さを保ちながら家賃を抑えられる場合があります。通勤・通学先までの所要時間を基準に、エリアを広めに比較してみましょう。
築年数・設備条件を調整する
新築・築浅にこだわらず、築年数が経過した物件やオートロックなしの物件まで条件を広げると、選択肢と家賃の両方で余裕が生まれます。
エリア選びのチェックリスト
- 通勤・通学先までの所要時間はどのくらいまで許容できるか
- 希望する家賃の上限はいくらか(目安は手取り月収の3分の1程度)
- 駅からの徒歩分数はどこまで妥協できるか
- 新築・築浅にこだわるか、それとも築年数を広げて検討するか
- 隣接区や城北・城東エリアなど、候補エリアを広げられるか
よくある質問
東京23区で家賃6万円台の物件はまだありますか?
調査時点によって状況は変わりますが、SUUMOジャーナルの2025年3月時点の調査では、23区内に家賃6万円台の駅がランクインしています(出典:SUUMOジャーナル 2025年3月14日発表)。ただし件数は限られるため、早めの情報収集が重要です。
家賃相場が安い区は住みにくいのでしょうか?
家賃相場が安いエリアでも、駅前の商業施設や交通アクセスが充実している場所は多くあります。家賃だけでなく、生活動線や周辺環境も合わせて確認することをおすすめします。
家賃相場は今後も上がり続けますか?
今後の相場動向について、確認できる公式な予測データは今回見つかりませんでした。最新の相場は、物件探しのタイミングで改めて確認することをおすすめします。
まとめ|エリアと条件のバランスで家賃を見極めよう
東京23区の一人暮らしの家賃相場は上昇傾向にあり、調査によって月11万〜13万円台が目安となっています。ただし区によって差は大きく、港区・渋谷区のような都心部と、葛飾区・足立区のような城北・城東エリアでは、家賃が半分以下になることもあります。
希望条件と予算のバランスを取るには、駅からの距離や隣接区への視野の広げ方がポイントになります。
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