
「新居の入居日と、今の部屋の退去日がずれてしまう…」
「引っ越し先が今より手狭で、荷物が入りきらないかもしれない」
引っ越しの準備を進めていると、こうした「荷物の一時的な置き場所」に悩む場面が出てきます。すべてを新居に運び込めない、あるいは退去と入居のタイミングが合わないケースは珍しくありません。
結論からいうと、こうした場面ではトランクルーム(レンタル収納スペース)を一時的に活用することで、引っ越しをスムーズに進められます。
この記事では、トランクルームの仕組みや引っ越しで必要になるタイミング、費用相場、活用の流れまで詳しく解説します。荷物の置き場所に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
トランクルームとは?仕組みをおさらい
トランクルームとは、月単位などで荷物を保管できるレンタル収納スペースのことです。主に「屋内型」「屋外型(コンテナ)」「宅配型(宅配収納サービス)」の3タイプがあります。
屋内型・屋外型・宅配型の違い
- 屋内型:ビルなどの建物内に設置されたタイプ。空調・換気設備や二重ロックなどセキュリティ対策が施されていることが多く、湿気・温度変化に弱い荷物の保管にも向いています。
- 屋外型(コンテナ):輸送用コンテナなどを利用したタイプ。荷物の出し入れがしやすく、大きい荷物の保管に向いていますが、空調設備がない場合が多い点に注意が必要です。
- 宅配型:自宅で荷物を箱詰めし、業者が集荷・保管してくれるタイプ。荷物を自分で運ぶ必要がなく、遠方への一時保管にも使いやすいのが特徴です。
いずれも多くは月単位の契約で、必要な期間だけ利用でき、不要になれば解約できる点が共通しています。
引っ越しでトランクルームが必要になるタイミング
引っ越しの中でも、特に次の3つの場面でトランクルームのニーズが高まります。
新居の入居日と旧居の退去日がずれる場合
新居の契約開始日と、今の部屋の退去日が数日〜数週間ずれることがあります。その間、荷物を仮置きする場所が必要になるため、トランクルームが選択肢になります。
新居が手狭で荷物が入りきらない場合
引っ越し先の収納スペースが今より小さい場合、季節家電や趣味の道具など、すぐには使わない荷物を一時的に預けておくことで、新生活をすっきり始められます。
リフォーム・建て替えで一時的に家を空ける場合
リフォームや建て替えで一時的に仮住まいへ移る場合も、家財一式をまとめて預けておく用途でトランクルームが利用されています。
利用者データで見る実態
実際にトランクルームがどのような場面で使われているか、利用実態のデータを見てみましょう。
2025年の利用実態調査によると、レンタルトランクルーム「ハローストレージ」の申し込み理由のうち、利用用途は「引っ越し・リフォーム・建て替え」が31.7%で最多となりました(出典:エリアリンク調査 2026年3月24日)。年代別では20代の49.4%が引っ越し関連での利用と回答しており、若年層で引っ越しに伴う一時保管ニーズが特に高いことがわかります(出典:同上)。
この結果からも、引っ越しのタイミングでトランクルームを検討する人が一定数いることがうかがえます。
トランクルームの費用相場
トランクルームの料金は、タイプ・広さ・立地によって大きく変動します。ここではタイプ別・サイズ別の月額料金相場を紹介します(出典:アンビシャス調査、LOGISTICS TODAY「宅配型ストレージ普及、料金体系は多様化傾向に」2025年8月28日)。
| 広さ | 屋内型 | 屋外型(コンテナ) | 宅配型 |
|---|---|---|---|
| 0.5畳 | 3,000〜15,000円 | 2,000〜8,000円 | 2,200〜12,000円 |
| 1畳 | 3,500〜18,000円 | 3,000〜18,000円 | 4,400〜21,000円 |
| 2畳 | 6,500〜38,000円 | 3,500〜26,000円 | 8,800〜36,000円 |
| 3畳 | 10,000〜45,000円 | 6,000〜40,000円 | 13,200〜51,000円 |
| 4畳 | 18,000〜55,000円 | 6,500〜50,000円 | 17,800〜72,000円 |
屋内型は設備・セキュリティが充実している分、価格帯は高めになりやすく、地域差(都市部と郊外)も大きい点が特徴です(出典:LOGISTICS TODAY、前掲)。屋外コンテナは比較的安価な一方、空調がないため湿気・温度変化に弱い荷物の保管には向きません。宅配型は保管料が1箱あたり月300円程度からと安く始めやすい反面、取り出しに別途料金がかかる場合が多い点に注意が必要です(出典:LOGISTICS TODAY、前掲)。
月額料金のほかに、初期費用として月額料金の1.5〜3.5か月分程度(事務手数料・鍵代・保証料など)がかかるのが一般的です(出典:LOGISTICS TODAY、前掲)。契約前には、月額だけでなく初期費用を含めた総額で比較することが大切です。
引っ越し業者・不動産会社との連携の仕方
トランクルームを引っ越しに活用する際は、荷物を預けるタイミングの調整が重要です。引っ越し業者に「新居への搬入分」と「トランクルームへの一時保管分」を分けて依頼できるか、事前に確認しておきましょう。また、不動産会社に新居の入居可能日を早めに確認しておくと、トランクルームを利用する期間を最小限に抑えやすくなります。
トランクルームがおすすめの人・不要な人
トランクルームがおすすめの人
- 新居の入居日と旧居の退去日にずれがある人
- 新居の収納スペースが今より狭い人
- リフォーム・建て替えで一時的に家を空ける人
トランクルームが不要な人
- 新居と旧居の入退去日が近く、荷物をそのまま運び込める人
- 新居の収納スペースに余裕がある人
- 荷物を厳選し、不要な物は処分・売却する予定の人
判断に迷ったときのチェックリスト
- 新居の入居可能日と旧居の退去日は決まっているか
- 新居の収納スペースは、今の荷物量に対して十分か
- 一時的に預けたい荷物量・期間はどれくらいか
- 湿気や温度変化に弱い荷物(衣類・電子機器など)が含まれるか
- 引っ越し業者にトランクルームへの搬入を依頼できるか
トランクルームに関するよくある質問
トランクルームは短期間だけの利用でも契約できますか?
多くのトランクルームは月単位の契約が基本で、1か月からの短期利用に対応している施設も多くあります。契約前に最低利用期間を確認しましょう。
屋外型と屋内型、どちらを選べばいいですか?
衣類や電子機器など湿気・温度変化に弱い荷物は屋内型、大型家具や屋外用品などは屋外型が向いています。保管する荷物に応じて選びましょう。
宅配型はどんな荷物に向いていますか?
ダンボール数箱程度の荷物で、すぐに出し入れする予定がない場合に向いています。大型家具など箱に入らない荷物は別料金になることが多いため注意が必要です。
解約はいつでもできますか?
多くの施設は月単位での解約が可能ですが、最低利用期間や解約予告期間が設けられている場合があります。契約前に規約を確認しましょう。
まとめ|引っ越しの荷物置き場に迷ったらトランクルームを検討しよう
引っ越しでは、入退去のタイミングのずれや収納スペースの違いから、一時的に荷物の置き場所に困る場面が出てきます。トランクルームには屋内型・屋外型・宅配型の3タイプがあり、荷物の種類や保管期間に応じて選ぶことができます。
費用はタイプ・広さ・立地によって幅がありますが、月額料金だけでなく初期費用も含めた総額で比較することが大切です。荷物の置き場所に迷ったら、早めに引っ越し業者や不動産会社に相談しておくと安心です。
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