同棲の初期費用は抑えられる!賢い物件選びや契約のコツも解説

2024.12.11

同棲を検討されている方のなかには、初期費用にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
引越しするときは、二人分の費用が必要になるケースもあり、想定以上の出費になりがちです。
しかし、賃貸契約方法や物件選びを工夫することで、初期費用を大きく抑えられます。

この記事では、同棲時の初期費用の具体的な内訳から、実践的な節約方法まで詳しく解説します。
今後、二人暮らしを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

同棲の初期費用の目安

同棲を始める際の初期費用は大きく分けると賃貸契約・家具家電の購入・引越しの3つです。
例えば家賃が8万円だった場合、賃貸契約で約40万円、これに家具家電の購入費用と二人分の引越し費用を合わせると100万円近くになることもあります。

しかし特に賃貸契約の初期費用は、賢く物件を選び、契約方法を工夫することで抑えられます。
まずは、賃貸契約に関わる初期費用の内訳を詳しく見ていきましょう。

同棲の賃貸契約で必要な基本費用

賃貸契約を結ぶ際には、必ず発生する基本的な費用があります。
これらの費用は物件や地域によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。

  • ・敷金:家賃の1~2ヶ月分
  • ・礼金:家賃の1~2ヶ月分
  • ・仲介手数料:家賃の1ヶ月分
  • ・前家賃:入居月の家賃
  • ・共益費:入居月分
  • ・火災保険料:年間1万円前後
  • ・鍵交換費用:1~2万円程度


契約前に必要な金額を確認し、しっかり準備しておきましょう。礼金が設定されていないケースもありますが、一般的には家賃の6倍程度は、初期費用として覚悟をしておくのが無難です。

同棲の初期費用を抑えるコツ:賃貸契約

二人暮らしの賃貸初期費用は以下のポイントを押さえて、賢く契約を進めていきましょう。

1.敷金礼金なし物件を探す

賃貸物件のなかには、敷金や礼金がない物件もあります。
通常、敷金は家賃の1~2ヶ月分、礼金も1~2ヶ月分が相場ですが、これらが不要になると、初期費用を数十万円単位で削減できます。
敷金礼金がない物件は家賃が若干割高になる傾向がありますが、1~2年程度の居住予定であれば、敷金礼金なし物件の方が経済的な場合が多いです。

2.仲介手数料を抑える

仲介手数料は家賃の1ヶ月分が上限と法律で定められていますが、複数の不動産会社で相見積もりを取ることで、半額や「仲介手数料0円」などの条件を引き出せる可能性があります。

3.フリーレント物件を活用する

フリーレント物件は、契約開始後の一定期間(通常1~2ヶ月)の家賃が無料となり、実質的な初期費用の削減が可能です。
特に新築物件や築浅物件で多く見られ、空室期間の長い物件でも導入されていることがあります。
時期を選んで探すことで、条件の良い物件をお得に借りられる可能性が高まります。

4.連帯保証人だけで借りられる物件を探す

最近は保証会社の利用を必須とする物件も増えていますが、連帯保証人のみで契約可能な物件もあります。
そのような物件を不動産会社に探してもらうことで、保証会社への初回保証料や年間更新料などの費用削減が可能です。

これらの方法を組み合わせることにより初期費用を抑えられます。ただし、契約内容をしっかり確認し、後々トラブルにならないよう注意が必要です。
また、初期費用を抑えすぎて住まいの環境が著しく低下するのは本末転倒なので、二人で暮らすうえでの快適さとのバランスを考えることも大切です。

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同棲の初期費用を抑えるコツ:物件選び

初期費用は物件選びの段階で大きく変わります。特に同棲の場合は二人の通勤や生活環境を考慮しながら、賢く物件を選ぶことが重要です。
以下の3つのポイントを押さえることで、同じエリアでも初期費用を抑えた物件選びが可能になります。

1.駅から少し離れた物件を選ぶ

駅徒歩10分以上の物件は、駅近物件と比べて初期費用が比較的安く設定されています。多少駅から離れていても自転車通勤が可能な場合は、積極的に検討してみましょう。
実際、駅から徒歩10分以内と徒歩10~15分の物件を比べると、初期費用に20万円程度の差が出ることもあります。

2.築年数のある物件を検討する

新築物件は魅力的ですが、築5年以上の物件なら初期費用を大きく抑えられます。ただし、設備や間取りはしっかり確認し、二人の生活に支障がないか確認することが重要です。水回りの設備が新しければ、築年数が気にならない物件も多くあります。

3.人気エリア以外の物件を探す

人気エリアは便利である反面、初期費用が高額になりがちです。便利な急行停車駅やターミナル駅から一駅離れただけでも、初期費用に大きな差が出ることがあります。
二人の通勤時間のバランスを考慮しながら、少し離れたエリアも視野に入れて探しましょう。

生活のしやすさとのバランスは大切なので、実際に物件を見学して、二人で十分に話し合いながら決めることをおすすめします。

同棲の初期費用を抑えるコツ:引越し

同棲を始める際は、賃貸契約の初期費用に加えて引越し費用も必要です。
二人分の荷物を運ぶため、単身の引越し費用が二人分必要となり、目安は15~25万円です。
距離や時期によってはさらに高額になることもあります。
このように引越し費用は高くなりがちな分、工夫次第で抑えられる額も大きくなります。
以下の方法を可能な限り取り入れてみましょう。

1.時期の選択

引越し費用は時期によって大きく変わります。引越しのピークシーズンである3月と4月は避け、平日や月末を選ぶと費用を抑えられます。早朝など時間帯によっては、追加で割引が適用されることもあるので、サービス内容をよく確認しましょう。

2.見積もり比較

複数の引越し業者から見積もりを取ることも大切です。最低でも3社以上から見積もりを取り、料金を比較しましょう。
最近はWEB割引を実施している業者も多いため、オンラインでの見積もり依頼がおすすめです。また、複数の引越しプランを比較検討することで、最適な料金プランを見つけられます。

3.不用品の整理

引越し前に断捨離することで、運ぶ荷物を減らせます。二人の持ち物を確認し、不要になったものは、リサイクルショップやフリマアプリを活用して処分するのがおすすめです。場合によっては、売って得たお金を引越し費用の一部に充てることもできます。

このように、引越し費用も事前に計画を立てることで、賢く節約できます。初期費用と合わせて、計画的な準備を心がけましょう。

同棲開始までにすべきことをリストでチェック!

同棲を始めるまでには、様々な準備が必要です。計画的に進めることで、余裕を持って新生活をスタートできます。ぜひチェックリストとして活用してください。

3ヶ月前~1か月前までにすべきこと

  • ・希望条件の整理と物件探し開始
  • ・初期費用の概算と貯金計画の開始
  • ・引越し時期の検討と仮決定
  • ・物件の内見と契約
  • ・初期費用の準備
  • ・引越し業者の見積もりと契約
  • ・必要な家具家電のリストアップ
  • ・各種手続き(住所変更など)の準備
  • ・現住居の退去手続きの確認


転出届は引越しの2週間前から提出可能で、転居届は引越し後2週間以内の提出が必要です。

前日までにすべきこと

  • ・必要な書類の最終確認と準備
  • ・荷物の梱包完了
  • ・新居の鍵の受け取り確認
  • ・引越し業者との最終打ち合わせ
  • ・現住居の掃除


引越し後すぐに必要になるものは、段ボールにメモをしておくと便利です。

引越し当日にすべきこと

  • ・引越し業者の立ち会い
  • ・荷物の搬入場所の指示
  • ・電気・ガス・水道の開通確認
  • ・家具や家電の配置確認
  • ・現住居の最終確認と鍵の返却


前日と当日は特に慌ただしくなりがちです。必ずチェックリストを作成し、二人で確認しながら進めることをおすすめします。

同棲に必要な生活用品と費用目安

賃貸契約の初期費用を上手く抑えられたら、その分を生活用品の購入に回せます。
特に家具や家電は単身用のものより価格が高くなるため、予算に余裕を持たせることが大切です。
新生活に向け必要な生活用品と選び方のコツをご紹介します。
必要なものと費用目安を確認しておきましょう。

必須の生活用品(優先度:高)

  • ・冷蔵庫(20~30万円)
  • ・洗濯機(5~10万円)
  • ・電子レンジ(2~3万円)
  • ・ベッド(10~15万円)
  • ・エアコン(8~12万円)


ベッドは二人で使用する場合、セミダブル以上がおすすめです。
エアコンは設置されている物件もあるので、確認後に購入しましょう。

生活を快適にするもの(優先度:中)

  • ・テレビ(5~10万円)
  • ・食器棚(3~5万円)
  • ・ダイニングテーブル(3~5万円)
  • ・掃除機(2~4万円)


どちらかがすでに持っているものを活用できると、初期費用を抑えられます。

あると便利なもの(優先度:低)

  • ・ソファ(5~8万円)
  • ・作業用デスク(1~2万円)
  • ・インテリア類(1~3万円)
  • ・収納家具(2~4万円)


これらの生活用品は、一度に全てそろえる必要はありません。
暮らしていくなかで必要かどうかを見極めて準備すると、不要な買い物を防ぎ費用を抑えられます。

同棲費用の分担方法

同棲での費用分担は、お互い無理のない分担方法を見つけることが大切です。

最もシンプルな方法は、かかる費用を二人で均等に分けることです。
ただし折半する場合、収入の差が大きいと、収入が低い方の家計を圧迫してしまう可能性があります。

もう一つの選択肢は、収入比率に応じた分担です。
例えば、月収30万円と20万円の場合、3:2の比率で分担することで、双方の負担感を公平に保てます。
この方法では、お互いの経済状況に応じて無理なく生活設計できるのがメリットです。
どちらの方法を選ぶにせよ、定期的に話し合いの機会を設け、必要に応じて見直すことが大切です。

同棲の初期費用を抑えるなら賃貸契約を工夫しよう!

同棲において、賃貸契約・家具家電・引越しなどの初期費用は、大きな課題となりがちです。
しかし、この記事で紹介した方法を実践すれば、効果的に費用を抑えられます。

二人の新生活を始めるにあたって、まずは賃貸初期費用の準備から計画的に進めていきましょう。

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