
2人暮らしを始めるカップルや夫婦にとって、賃貸物件選びは大切な選択の一つです。
快適に過ごすために、間取りや設備・家賃・予算などは、お互いの生活リズムや希望を考慮する必要があります。
この記事では、2人暮らしで納得のいく部屋選びのポイントを詳しく解説していきます。
今後、2人暮らしを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
2人暮らしの賃貸でおすすめの間取り
2人で暮らすためには、それぞれの生活リズムや趣味、仕事スタイルに合わせた間取りを選ぶことが大切です。
2人の時間と個人の時間のバランスが取れる間取りを選ぶと、より快適な生活を実現できます。
1DK・1LDK:一緒に過ごす時間を大切にしたい方向け
一緒に過ごす時間を大切にしたい方は1DK・1LDKがおすすめです。お互いのことが見えやすい間取りでありながら、リビングと寝室を分けられるメリットがあります。例えば、パートナーが早く就寝しても、リビングでゆっくり過ごせます。
他にも以下のような点が魅力です。
- ・2DK・2LDKと比べて家賃を抑えられることが多い
- ・広すぎない空間のため、掃除や整理整頓の手間がかからない
- ・1人暮らしに多い1Kと比べ、2人分の荷物も収納できる
2DK・2LDK~:それぞれの時間も大切にしたい方向け
それぞれの時間も大切にしたい方は、2DK・2LDK以上の間取りがおすすめです。個人の部屋が確保できるだけでなく、生活スタイルの変化にも対応しやすくなります。将来荷物が増えても、間取りに余裕があると安心です。
2DK・2LDKは、以下のような使い方ができます。
- ・子どもが生まれた際の育児スペースや、在宅ワークの増加に対応できる
- ・親族や友人が訪れた際の宿泊スペースとしても使える
- ・書斎や作業部屋など、仕事や趣味に使える個室を確保できる
間取りを選ぶときは、単に部屋数だけでなく、各部屋の広さや配置にも注目しましょう。2人で内見に行き、それぞれの視点で生活のしやすさを確認するのがおすすめです。部屋を実際に見学することで、2人での生活をより具体的にイメージできます。
2人暮らしの家賃を決めるポイント
2人暮らしは間取りだけでなく、家賃も生活設計の重要な要素です。
お互いが無理のない生活を送れるよう、以下3つのポイントを確認しましょう。
1.収入に対して適正な家賃設定か?
2人の手取り収入合計の25~30%を目安に設定しましょう。例えば、手取り合計40万円の場合、家賃は10~12万円が目安です。
この際、ボーナスや残業代などの変動収入は含めず、固定収入のみで計算することが大切です。将来的な支出の増加も考慮し、できるだけ余裕を持った設定にしましょう。
2.固定費・生活費はどれくらいかかるか
月々の家賃に加えて、共益費・管理費や光熱費・食費などの生活費がかかります。これらの合計額も考慮に入れたうえで、生活に無理のない家賃を設定しましょう。
3.将来設計の考慮
将来的な転職や結婚・出産などのライフイベントによる環境の変化も忘れてはいけません。特に長く住むご予定なら、今後の生活費の変化も考えて、家賃は少し余裕を持った設定にしておくと安心です。
2人暮らしの賃貸を選ぶときのポイント
賃貸物件を選ぶ際、特に立地・周辺環境・設備の3点は、快適な2人暮らしを実現するうえで大切です。ここでは、それぞれ見るべきポイントをご紹介します。
通勤・通学の利便性を考えた立地選び
立地選びでまず考慮すべきは、それぞれの通勤の利便性です。
両方の職場の中間地点は1つの候補ですが、いずれかの職場に近い場所が選ばれるケースも多くあります。その場合は、通勤時間が長くなる方への配慮として、家事分担や家賃負担の調整など、生活面でのバランスを取ることが大切です。
将来的な転職や異動の可能性も考慮に入れましょう。複数の路線が利用できる主要駅周辺であれば、さまざまな方面へのアクセスが良く、環境の変化にも対応しやすくなります。
周辺環境
心地よく暮らすためには、お部屋の条件だけでなく、周辺の環境も見ておきたいポイントです。普段の生活に便利な場所かどうか、次のような施設がそろっているかチェックしてみましょう。
- ・買い物環境:スーパーマーケット・コンビニの距離
- ・医療施設:総合病院・歯科医院・内科医院・ドラッグストアの有無
また、飲食店や商業施設が充実していると、休日の過ごし方の選択肢が広がります。
設備とセキュリティ
毎日の暮らしを快適に、そして安心して過ごすために、お部屋の設備やセキュリティは重要です。人気が高い設備には以下のようなものがあります。
- ・防犯面:オートロック・防犯カメラ・2階以上
- ・生活設備:バストイレ別・二口コンロ・独立洗面台・室内洗濯機置き場
- ・収納設備:ウォークインクローゼット・シューズボックス
ただし、これらの設備が全てそろう物件は少ないため、優先順位をつけるとお部屋探しがスムーズに進められます。例えば、料理が趣味の場合は広めのキッチンや二口コンロを重視し、持ち物が多い場合は、各部屋の広さや収納設備が充実した物件がおすすめです。
このように、2人の生活スタイルや将来の計画に合わせて優先順位を話し合い、納得のいく物件を選びましょう。
2人暮らしの初期費用の目安と抑えるコツ
2人暮らしを始める際の初期費用は、大きく分けて賃貸契約・引越し・家具家電の3つに分類されます。引越しや新生活にかかる費用を前もって確認し、計画的に貯金をしておくと、安心して2人暮らしを始められます。
初期費用の目安
賃貸契約の初期費用は、契約時にまとまって必要となる費用です。
地域によっても異なりますが、一般的な内訳と目安は以下のとおりです。
- ・敷金:家賃の1~2ヶ月分
- ・礼金:家賃の1~2ヶ月分
- ・仲介手数料:家賃の1ヶ月分
- ・前家賃:入居月の家賃
- ・共益費:入居月分
- ・火災保険料:年間1万円前後
- ・鍵交換費用:1~2万円程度
家賃8万円の物件の場合、少なくとも40万円の初期費用が必要となる計算です。
引越し費用は時期や距離にもよりますが、15~25万円程度を見込んでおきましょう。2人分の荷物をそれぞれ運ぶため、単身の引越し2回分の費用がかかる点に注意が必要です。
家具家電は、性能や大きさによって幅があります。新品でそろえると30~40万円程度かかることもありますが、すでに手元にある物や中古品を活用すれば大幅に抑えられます。
これらを単純に合計すると、80~100万円程度がかかることが見込まれます。
初期費用を抑えるコツ
高額になりがちな2人暮らしの初期費用を抑えるカギは、まず契約時期の選択です。
一般的に3月~4月は引越しのピークシーズンで費用が高くなりやすい一方、10月~12月や平日を選ぶと、比較的安くなる傾向があります。
賃貸契約の初期費用は、物件の選び方や契約方法の工夫により節約が可能です。例えば敷金・礼金なしの物件を選ぶことで、家賃の2~4ヶ月分の費用を削減できます。
また、部屋の設備や間取りが同じでも、場所や築年数によって家賃相場は大きく異なります。
少しでも費用を抑えたい場合は以下のような物件や地域を視野に入れましょう。
- ・駅から遠い物件
駅から徒歩10分以内の物件は相場より高く、徒歩15分以上離れると安くなる傾向があります。
- ・人気エリアから離れた場所
複数路線が利用可能なターミナル駅周辺や商業施設が充実している地域も、相場より高くなりがちです。一駅離れるだけでも、家賃を数万円抑えられることがあります。
- ・築年数が古い物件
築年数が経つにつれて、家賃は下がる傾向があります。築年数10年以上でも、リノベーションやリフォームされていて、古さが気にならない物件もあります。
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まずは話を聞いてみる
2人暮らしの前に確認しておくべきこと
2人暮らしを始める前に、お互いの希望や条件をしっかりと確認し合うことが、快適な生活を送るための最初のステップです。特に以下の点について、事前に話し合うことをおすすめします。
希望の家賃
家賃は毎月の大きな支出となるため、お互いの希望を事前によく話し合う必要があります。
具体的な金額を決めておかないと魅力的な設備や間取りに惹かれ、予算オーバーしてしまいがちです。その結果、後々の生活を圧迫してしまう可能性があります。
初期費用の予算
初期費用の予算計画は余裕を持って立てることが大切です。特に、家賃の発生時期については注意が必要です。契約日と実際の入居日が異なる場合も多く、その期間の家賃も必要となります。
また、引越し費用や家具家電の購入費用なども含めた資金計画を立てることで、安心して新生活をスタートできます。
譲れない条件
物件選びにおいて、それぞれの譲れない条件を明確にすることが大切です。設備やセキュリティ・周辺環境・通勤時間など、優先順位をつけて整理しましょう。
内見はできるだけ2人で行くことをおすすめします。実際に家の周りや部屋を見て、具体的な生活のイメージを共有することで、入居後のミスマッチを防げます。
生活費の分担
生活費をどのように分担するかは、2人の収入状況や価値観に応じて決める必要があります。主な分担方法としては、全ての費用を半分ずつ負担する方法と、それぞれの収入に応じて負担割合を決める方法があります。
分担方法は収入の変化や将来の貯蓄計画なども考慮しながら、柔軟に調整していきましょう。
生活スタイル
お互いの生活スタイルの違いは、物件選びに大きく影響します。特に就寝時間や仕事のスケジュールが異なる場合は、それを考慮した間取り選びが大切です。例えば、パートナーが夜勤の場合、寝室とリビングを完全に分けられる間取りが望ましいでしょう。また、在宅ワークの頻度や趣味の時間の使い方なども、物件選びの重要な要素です。
生活スタイルの違いは、些細なストレスの原因となる可能性もあります。お互いの習慣や好みを理解し、必要に応じて譲り合える部分を話し合っておくことで、より快適な2人暮らしを実現できます。
2人暮らしの賃貸は優先順位を決めて探そう!
2人暮らしの賃貸物件選びは、将来を左右する大きな決断です。この記事では、間取りの選び方から、家賃の目安・初期費用・物件選びの具体的なポイントまで詳しく解説してきました。
単に広さや家賃だけでなく、通勤の利便性・周辺環境・将来の生活設計まで考慮した選択が必要です。
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